涙ペットボトル
怒ってるよ 優太【side】
「ゆゆ優太くんっ?///」
「さっきの聞いた……」
奏太が帰ってからオレは、あかりを
人気がないところに連れ出した。
そして、壁とオレに挟まれるように
あかりを挟んだ。
「ごめんっ////変なこと言っちゃって」
「いや、全然変じゃないよ。
オレ、すげぇ嬉しかった」
ほんとに嬉しかったんだよ。
あかりのちゃんとした気持ち聞けて、
すげぇ嬉しかったんだよ。
「そ…そっか…/////
……………ところで、優太くん?」
「ん?」
「か、顔………近い……よ…」
真っ赤になって訴えるあかり。
オレは、その顔をみると
我慢できなくなるんだ。
「近くないよ。
それよりさ、
…………奏太と何があった?」
不安に思っていたこと。
ずっと、頭の中で考えていたこと。
あかりの顔は、赤から青ざめていくのが
わかる。
最後には、うつむきはじめたあかり。
…………。
「あかり─………」
「な、何?」
不安げな震える声で言ったあかり。
ちゃんと言ってよ─………。
あかりのすべて受け止めるからさ、
ちゃんと言えよ─…………。