涙ペットボトル
オレは、前々から決めていた。
あかりに指環をあげるって、
プロポーズするって……。
大人じゃないけど子供でもない
歳だけど
精一杯のプロポーズだった。
あかりは、
「ご、ごめん….う、嬉しすぎて、」
泣きながら喜んでくれた。
If you laugh I am happy.と掘ってある
指環。
それを見て喜んでいるあかりを見て
愛しいと思った。
「オレさ、あかりを絶対幸せにできるわけじゃないけどさ、何があっても全力で守るし助けるから
だから
ずっと一緒にいよう」
オレが選んだ言葉。
正直な気持ち、絶対に幸せにできるなんて、確信、オレにはなかった。
それくらい軽くいえないくらい大事なんだよ。
でも、あかりを好きな気持ちは
ぜってぇ負けねぇし、
あかりが辛かったら守りたい。
守るんだ。
助けたい。
助けるんだ。
そう、強く思った。