涙ペットボトル
そして今に至る──────。
「えーと………あかりは、どうすんの?」
かのんちゃんが聞いてきた。
「うーー。どうすんのって言われても」
あたしは、眉間にしわをよせて悩んだ。
「んーでもその優太くんの好きな人は、
優太くんのこと好きなの?」
かのんちゃんは言った。
あたしは、いちおう優太くんの好きな人がちーちゃんということはまだ言ってない。
「うーん………どうなんだろう」
たしかにちーちゃんは、優太くんのことどう思っているのだろう。