アっと驚くお狐さま!!【完】
ぐだぐだと色々話し、コンビニの帰りに道を歩きながら話をしていたら、西条が急に言った。
「あのー、耳さん」
「何だ。このアイスなら一口もやらんぞ」
「いや俺、自分の分もあるから良いんすけど。耳さん細いんだから色々食べないとダメっすよ。それより」
僕はアイスを齧った。
「うん」
「霊退治って俺もしたいっす」
「あれ?あの袋持ってる?」
「風呂入ってる時以外は紐を通して首から下げています」
「良の答えだな。ふむふむ。そうだなー。お狐憑きには色々あるぞー」
「そうですよねえ」
その日はそれで解散した。
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