アっと驚くお狐さま!!【完】
時間は夜になった。
「じゃあ退治行くぞ」
「はい!」
「じゃあお互い、別ルートで山の頂上目指すという事で」
「俺付いて行けないんすよね」
「当たり前。四つ足になるんだぞこれから。まあ体はまんまこのままだけど」
「何か心配っす」
「これで歴戦の武将並の強さだから。僕は。大丈夫大丈夫」
「僕は頂上で念じれば、場が綺麗になるんですよね」
「そうそうそう。それで呪文は?」
「きゃらきゃらきゃらきゃら…ですよね」
「そうそうそう。お互いガンバな」
「ではー」
そうして僕らは、別ルートで頂上を目指したのであった。
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