アっと驚くお狐さま！！【完】

僕と恋愛

西条が言って来た。
「あのー」
「何だ」
「僕と付き合いません？」
僕はすぐわかった。こいつはお年頃。
「何だ。僕と同性間交遊か？」
「そうです」
「部下と上役という枠を越えると、思うか？」
「全然思えないっす」
「それなら良いよ」
「えっ」
「いやいやホント。お前で良いし僕」
「えー！嘘ー！！」
「ホントホント。人に言っていいよ」
「あ、あの」
「何だ」
「一気に今、目が覚めました」
「これからも霊退治頑張ろうな」
「はい！」
正直、最初から僕は何となく予想していた展開だったので、何とも思わなかった。