アっと驚くお狐さま!!【完】
伽羅(きゃら)と鬼
「伽羅という木がある」
斎藤は答えた。
「へえー、そうなんすか」
「その木が、一番魔、ひいては鬼を祓う」
「へえー」
「という訳でだな」
「はい」
「お前僕の部下なんだから、これ位は持っていろ。ハイ、中に伽羅が入ってるぞ」
そう言って僕は、紫紺の袋を西条に渡した。
西条は、涙目になって言った。
「う、うおお。大事にします!」
「本当に大事にしろよ。それはお前を守ってくれるものだからな」
「はい!大事にします!」
「あと」
「はい」
「お前に勉強教える。悪いけど、ちょっと足りない、と思うよ」
「はい!家まで案内します!」
「よろしく」
斎藤は答えた。
「へえー、そうなんすか」
「その木が、一番魔、ひいては鬼を祓う」
「へえー」
「という訳でだな」
「はい」
「お前僕の部下なんだから、これ位は持っていろ。ハイ、中に伽羅が入ってるぞ」
そう言って僕は、紫紺の袋を西条に渡した。
西条は、涙目になって言った。
「う、うおお。大事にします!」
「本当に大事にしろよ。それはお前を守ってくれるものだからな」
「はい!大事にします!」
「あと」
「はい」
「お前に勉強教える。悪いけど、ちょっと足りない、と思うよ」
「はい!家まで案内します!」
「よろしく」