無口彼氏×積極彼氏



京谷side




「んん…まだ眠いのっ…」

彼女は寒そうに毛布を首の位置まで引っ張り再び寝てしまった



折角、早く会いにきたのに
俺だけ浮かれ気分かよ。

って思ってたけど、あまりの可愛さにそれどころじゃなかった




「なあー…なつ」


襲ったりなんかはしないけど
これくらいはいいよな…?


ギシッ


左手をベッドにつけ
俺はゆっくり彼女にキスをした


「んっー」


その拍子に奈津は寝返りをうった



さすがにもう気付かれるよな。

…………



ふと窓に目をやると、
佑都が道を歩いていた

…なにかライバル心が燃えるように怒りを覚えた



奈津は佑都が好きなんじゃないかって、ずっと思ってたから…




俺は奈津の首筋にゆっくり唇を当て
吸いとる


……誰にも渡さない


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