無口彼氏×積極彼氏
そんな事を思いながら階段を降り、リビングに向かう。
「おーきたきた!はいパン、行くぞ」
焼きたてのパンをあたしにくわえさせると京谷は手を引いてあたしを玄関へつれていく
「ひょひょうふゃ(ちょ京谷)」
「聞こえないし。」
ひっ酷い…
真顔でそう言い放つと京谷はドアから外へ出た。
「はっ早い…。」
しょうがなくあたしも外へ出る。
パンを食べ終わると、京谷は手を差し出してきた
「手、握りたい…」
「え。あ、うん」
流れで、うんと言ってしまったが…
…まあ小さい頃は手なんかずっと繋いでたしなあ。