無口彼氏×積極彼氏
「奈津ぅ」
女の子みたいな声を出して顔をスリスリしてくる京谷
…こいつはなんなんだ。
「さっき手繋いであげたでしょー」
「たんねーのー」
「あたし眠い。」
「放置ですか」
ぶーぶー言う京谷を他所にあたしは眠りにつきそうだった。
冬に入りたてだけど寒い。
すると、背中にあった重みがぱっとなくなった。
はあ、助かった…
「奈津目開けて」
ん…?
「わっ!」
目を開けると京谷の顔がズームで現れた。
びっくりして椅子が後ろにあたしと一緒に倒れた