Special Edition


6月25日―――――。


今日は愛妻・杏花の誕生日。

杏花は今日で24歳に。

そして、女盛りでもある。


ますます綺麗になってゆく我が妻に

ますます虜になってゆく……俺。


そして、彼女の魅力は俺だけでなく

我が社の男子社員の視線を

当然のように集めてしまう。


本当に気が気でなくて、

会社の仕事を手伝わせた事を後悔したくらいだ。



『社長の妻』……そんな肩書など

目の色変えた野獣共の前では何の意味も持たない。



だから俺は、イタリア旅行から帰国して

色々考えに考えを重ね、

ある提案を思いついたんだ!!



それが今回の誕生日プレゼントに

なった事は言うまでも無い。




さて、そろそろ杏花の準備が終わる頃か?


俺は出掛ける準備をしている彼女を迎えに

上階の寝室へと向かった。



「杏花ぁ~……杏花ぁ~~?」


俺が愛妻の名を口にすると、


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