Special Edition
1歩……1歩……また1歩と、
怯え気味のゆのに、にじり寄る。
「えっ……ちょっ……」
後ずさりさせるような形で、
彼女を部屋の隅に追いやりながら
俺は袴の紐をシュルリと解く。
ゆっくりとした動きなのに、
逃げる事すら思いつかない様子のゆの。
俺の瞳をじっと捉え、
ゴクリと生唾を飲み込んだ。
―――――ドンッ
「キャッ!!」
部屋の隅に辿り着いたゆの。
押入れの襖にぶつかり、行き場を失った。
そんな彼女の目の前まで近づき、角帯を解いて。
『It's showtime☆』
ニンマリしながら腰ひもに手を掛けた。
すると、はらりと襟元が緩んで……。
「ちょっ……は、隼斗さん////」
「ん?何かな?……奥様?」
「ッ!!////////」
頬を赤らめるゆのの目の前で
俺は次々と畳の上に脱ぎ捨てて…。