Special Edition


積もり積もった鬱憤を

今日こそ晴らさせて貰うとするか。


俺はこれ以上無いほどに瞳をギラつかせ、

紅潮した襦袢姿のゆのの手をそっと掴んだ。


「ゆの?」

「……は、はい////」


俺は無言のまま、ゆっくりと後ずさりを。


「??……あの?」


俺の行動を解してない様子のゆの。

パチパチと何度も瞬きを……。



フッ、全裸にされると思ったか?

―――――甘いな。

そんな簡単に味わえるかよ。

男の情欲を舐めんなよ?

俺はそんなにあっさりしてねぇっつーの!!



廊下を照らす常夜灯が

ゆのの顔をゆっくりと映し出した、

次の瞬間!!


「へっ?!」


ゆのは俺の背後に視線を送り、

その瞳はゆっくり俺の瞳の中に。


「えっ……えぇっ?!」


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