Special Edition
放課後、絢の自宅で…
2学期の期末テスト勉強真っ只中。
クリスマス目前という事もあり、
勉強に集中出来ない……絢。
「おい、集中しないとキスマーク付けるぞ」
「どうぞ。別に集中しようがしなかろうが、いつも勝手に付けるじゃない」
「はぁぁあ!?」
絢はプクッと膨れて雑誌を見てる。
ったく、仕方ねぇなぁ…。
「じゃあ、どうしたら頑張るんだよ」
「別に慧くんが頑張ることないよ。これは私の問題だし…」
そういうワケにはいかねぇんだよな……コレが。
絢の母親に“成績を上げて欲しい”と頼まれた。
それに、いつから俺に盾突くようになったんだ?
一体、どうすれば……。
んッ!?
あっ……そうか!!?
「おい、絢」
「何?」
俺は不敵な笑みを浮かべながら…