Special Edition
「うわぁ~~~きれぇ~~~い!!」
嬉しそうに眺めている。
「着けるか?」
「うんッ!!」
目を輝かせて頷いた。
「貸してみろ」
プラチナで出来た細めのネックレスを
絢の手から受け取って……
絢の背中側に回り込んだ。
布団で前を隠してるが、
背中は透き通るような白い肌。
絢は髪を軽く持ち上げ、
俺は絢の首元にそっとネックレスを。
“クンツァイト”という種類の石。
淡いピンク色が可愛らしく絢に似合うと思った。
石を中心に花の形に施されたペンダントトップ。
絢はペンダントトップを眺めている。
俺はそんな絢の背中に紅い華を咲かせた。