Special Edition
深夜1時近く、目的地へ到着した。
杏花はぐっすり寝たまま。
俺もほど良く睡魔に襲われ…。
駐車場に車を停めて、仮眠する事に。
携帯のアラームを4時にセットして、
俺は重い瞼をゆっくり閉じた。
―――――――ん……。
心地いい温もりに包まれている感覚。
俺は薄ら目を開けると、
杏花が両手で俺の頬を包み込んでいた。
「……ん?杏花、起きたのか?」
「あっ、起こしちゃった?」
「……いや」
杏花がにこやかな笑顔を浮かべている。
「ん?お目覚めのキスでもしてくれるのか?」
「えっ!?」
「ん」
俺はゆっくり瞳を閉じた。
すると―――――、