びたー☆ちよこれいと
#一章
いつもの朝
「んん……………」
どこからか光が射しこみ、私を夢の世界から現実の世界に引き返す。
ゆっくりと目を開けると目の前には真っ白な天井。
それを遅れて脳が反応したと同時に目に違和感があった。
ゆっくりと体を起き上がらせて目の辺りを触る。
「……私…泣いてた…?」
なんだか目が腫れぼったい。
昨日こんなになるまで泣くことをしたっけ?
思考を巡らせ涙の意味を思い出す。
だけどどの記憶を辿っても泣いた記憶がない。
そこで私はハッと気づく。
「……夢………か…?」
そういえばおばあちゃんの夢を見ていた気がする。
久しぶりにみたおばあちゃんに感動してしまったのかな…。