愛するが故に･･･

お寿司屋さんにつくと男は常連のようで、すぐにお酒が用意された。

「お前の好きなものを頼むといい」


そういった。


私はこんな高級そうなお寿司屋さんは初めてなので、
正直頼み方すら分からなかった。


『どうやって頼めばいいんですか？』

かっこつけてもしょうがないので素直に聞いてみた。


「お前何が好きだ？」

『えっと貝類が好きです。』


私がそういうと、


「貝を適当に…」


そう伝えてくれた。

良く分からないけど、助かった。

そして、お寿司が私の前に現れた

『いただきます』

私は隣の男に声をかけ食べ始めた。


『おいしい・・・』

言うつもりもなかったのだけど、
こんなにおいしいお寿司を食べたことがなくて素直な気持ちが出てしまった。

それから、次々といろんなネタが出てきて、隅から平らげてしまった