愛するが故に・・・
私は携帯を手に取り、和真さんに電話をした。

『和真さん…

 今日、涼子さんと食事をしてから帰りますので、お迎えはいりませんよ。』


「食事なら終わったら電話しろ、迎えを出す。

 店はいつもの店か?」

『・・・はい。

 でも部下の人たちも忙しいのに…すいません。』

私が電車を使うことが心配な和真さん。

あんまり言うと、出かけさせてもらえなくなりそうなので、

この場はお迎えをお願いすることにした。

まあ、飲んだ時ってお迎えがあると実は楽なのよ。


仕事終わり、涼子さんとはいつものお店にいた。
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