愛するが故に・・・
和真さんはとてもうれしそうな顔をして笑っていた。

彼にもこんな顔をすることがあるんだと初めて思った。

そして、そんな顔を私に見せてくれたことがさらに嬉しくなった。


「フッ…理香、お前ってやつは…煽りやがって、
 責任とってもらう。」


和真さんはいきなりそんなことを言いながら、私の上に乗りそして、唇を合わせた。

そして、そのまま私は和真さんに抱かれた。

本当に幸せだと思った…
そして、そのまま目を閉じた


次に目覚めたのは和真さんが先だった。

「…か …りか …理香」

私を呼ぶ声が聞こえ、なんとか瞼を開ける。

目の前には先ほど同じ和真さんの顔が…

恥ずかしくなって、顔を横に向けると、無理やり和真さんの顔を見るように向けられた。


「理香、ちゃんと俺を見ろよ。
 俺の女になって初めて抱かれたんだ。感想は?」


『もう…知らない!!』


私は恥ずかしさと嬉しさでいっぱい。
布団を引き寄せた


「まったく…理香の体で見てねえとこはどこもねえってつうのによ。」


和真さんの言っていることは正しいかもしれないけど、

やっぱり、その…そういうときと今とでは違うと思うよ。
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