愛するが故に・・・
そして、一番奥の部屋のドアを開ける…


「会長…おはようございます…」

いきなり声をかけられて、顔を上げると、

そこには会社の秘書のような眼鏡をかけたさっぱりとしたイケメンが立っていた。

正直びっくりだ。

ここにいることに何だか違和感を感じる…

まあ、和真さんもあの目つきをしたりしなければ、やくざだとは思わないくらい

素敵な人なんだけど…

この二人が一緒にいると、まるで…ホスト見たい。

そんなことを思っていると私の顔が笑っていたみたい。


「理香…何が楽しい?」


質問されて、自分で笑っていたことに気がついた。


『ううん。なんでもないの。
 ただ…二人が並ぶと…ホスト見たい・・・』


「 どこの店だ…」


いやいや…違うでしょ。

確かに付き合いで行ったことはあるけど、あくまでも経験としてだけだから…

私にそんなところに出入りできる余裕はないでしょ!!

しかも、気にするところはそこなんだ…

和真さん…かわいい。
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