愛するが故に・・・
恋人
色々なことがあったけど、

和真さんとちゃんと付き合うようになってから一カ月がたっていた。


私は、いつものようにマスターのお店に顔を出した。


『こんばんは…』


「おう…久しぶりだな。」


いつものように優しい顔で迎えてくれる…



『ウン、久しぶり。色々と忙しくてごめんなさい』


「忙しいねぇー…色々と噂は入ってくるよ。

 高山がまじで惚れた女が出来たとか…」


『もう…すぐそうやって私を茶化すんだから…

 そういえば、父から何か言ってきたりしてる??』


「いや特にはねえが…来週はおやじの誕生日だから。
 
 まあ、誕生日に顔を出すのは難しいだろうけど、電話の一本でも入れておいてくれよ

 おやじも普通の親と同じだってことだよ。

 理香ちゃんがかわいくて仕方ねえんだよ…」


『ウン。今晩にでも連絡入れてみるけど…

 あの…和真さんの事何か言ってる? 』
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