愛するが故に・・・
そして、

私は和真さんの事もきちんと話しておこうと思って口を開こうとしたとき…


「理香…すまないついでなんだが…ひとつ話がある…

 高山の事だ。

 付き合うなとは言わないが、あいつの気持ちを考えるとな…」


 あいつとはきっと御母さんの事。


『うん。分かってるよ

 いっぱい考えた。それでも…』


「そうか…それならいいんだ。

 高山ならこの世界の奴らでも俺が認めることができる男だ

 ただし、理香が泣くようなことがあったら容赦しない。

 俺のすべての力を使っても潰す

 理香…お前は俺の命と引き換えにしても守りたいんだ」


父の気持ちが嬉しかった…こんなにも私を思っているてくれている。


『ありがとう…御父さん』


「近いうちに会おうな」
< 77 / 226 >

この作品をシェア

pagetop