この想いの名前






「いいから前向け。授業始まるぞ」


「はいはーい」


川崎くんが前を向き静かになった


なんか沈黙が気まずく話しかけてみることにした


「百瀬くんと川崎くん、仲良いね」


「別に、腐れ縁ってだけだよ」


と、そっぽ向いたまま答える


「あ、百瀬く…「想悟。」


「え…?」


聞き返すとこっちに顔をむけ


「…想悟でいいから」


と顔を少し赤くして言った


なんだか可愛くみえ思わず笑ってしまった


「ふふっ想悟くん」


「………。」


笑われたことに怒ったのかまたそっぽを向いてしまった





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