神様


「ねー、神様ー」

「なんだー?」

「お菓子食べたーい。」

「買ってくれば?」

「ちっ」

あーあ、神様の力使って出してくれてもいいのに…。

「おい、口開けろ」

「ん?」

「早くしろ。」

もしかして…お菓子!!

「あーん」

ぽいっとな

もぐもぐ

「まずっ!!!!なにこれっ!!!???」

「手作りクッキー、母さんの。」

「半端じゃなくまずいよ!!?…え?」

「なんだよ。そんなの知ってるよ。」

「知ってるなら食べさせないでよ!!え、ってか、神様ってお母さんがいるの?」

「普通にいるが。それがどうした。」

「ええ!?普通なの?それは普通なのかい???」

「普通じゃね?」

「( ´・∀・`)へー」

「んだよ。その反応は。」

「いや、だって大して興味なかったし。」

「あっそ。むかつく。」

「勝手にむかつかないでよー!!あ、でも神様のお母様なんだから美人なんだろーなー。」

「普通じゃね?」

「( ´・∀・`)へー」

「だからそれむかつく。」

「ざまぁwww」

「(カチン)」

「え?ちょっ…待っ!!!」

「お前は俺を怒らせた。」

「いやっ!!…うああああああああああ!!!!!やめっ!!!」

「嫌だ。絶対やめない。」

「くすっぐっっ!!!きゃははははは!!!わーっ!わーーーーっっ!!!」

「お前が悪いんだからな。」

「うがっ!!ごっ、ごめっ、やぁっ!!!!ごめ、なっっさっ、ぅひっ!!!!」

「えー、どうしよっかなー」

「すびっば、せっんひゃああああ!!!でじっったぁ!!」

「もう、何言ってっかわかんねぇよwww」

「ごめん~~~っっ!!!なんでもすっるか、らぁっ!!!!ぐはぁっ!!!!」

「なんでもする?」

「えっ!!??あ、いやその…。びゃあっ!!!!」

「するって言ったよな?自分で言ったのに、やっぱり嫌とか言うんじゃねぇだろうな?」

「ずびばせん…。なんでもします。から、はやくはなしてーっっっ!!!」

「しょうがないな。」

「や、やっと解放された~!!…死ぬかと思った。」

「じゃ、楽しみにしてろよ?」

あー…神様、楽しそうな顔してるよ。
こんな時はろくなことが起こらない…。
ちっ、これだからサド気質な変態は。

「おい。誰がサド気質な変態だって?」

「げっ!こいつ、心の声聞きやがったな!!!チクショー!お前のことだバカヤロー!!」

「何言ってんだ?俺は心優しい紳士じゃないか。」

「それはない。」

「…もう一度やりたいか?くすぐりの刑。」

「すみませんでした。」

…チクショーッッ!!!



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