神様
「ただいまー。」
「おかえり。」
あれ?
あるぇ?
神様が微笑んでいらっしゃる!!
なんとゆう奇跡だっ!!
「今日は嵐かな…。」
「どうゆう意味だそれ?」
「すみません。」
お願いだからその黒い笑みをこちらに向けないでください。お願いします。
「そんなことより、早くやるぞ。」
「え?」
「ハンバーグ。作るんだろ?」
「え。あ、うん。作るけど…」
「じゃ、早く。」
「神様も作るの?」
「悪いかよ?」
「別にいいけど。」
「じゃ、作ろう。早く。」
「ど、どうしたの?急に…」
「ん?あぁ。たまには一緒にやろうかなって思って。」
なななななななんだって!!??
なんだこの可愛い生物は!!
てってて照れてるぞ!!
神様が照れてるぞ!!
自分で言ったくせに照れんな!!
もしかしてあれか!デレ期か!!
そうかデレ期か!
よし、デレ期を楽しもうではないか!!
「なんかちょっと寒くない?て、手が冷たいなぁ!」
「へー」
「え?もうちょっとなんか…あるでしょ!?」
「デレ期じゃねぇよばーか」
「デレ期じゃないのか!そっか…そっか。」
「なんだよ?」
「いや、別に?さ、作ろうか!」
ハンバーグを作るための材料を出し始めると神様も手伝ってくれた。
別に…手、握ってくれるかなぁ、とか期待してないし。
全然…神様なんかに期待してないし…。
でも、ちょっとだけ…想像したかも。
神様が手を握って温めてくれるかも…って。
ちょっとだけだけど。