神様
「で、できたなっ!」
「うん…大変だったよ」
神様って本当に料理作ったことないのね…。
テーブルに並べてある二人分のハンバーグはとても美味しそう。
が、いつもより1時間弱も多く時間がかかってしまった。
「文香!早く食べよう!」
「うん」
手を合わせて同時にいただきますと言って食べ始める。
「あ、おいしい。」
「俺が手伝ったんだ。当たり前だろ?」
「はいはい。そーですね」
「なんだよー。その反応は」
「ははは。」
なんだかんだ言っても神様が楽しそうだから私も嬉しいんだけど。
「なぁ、文香」
「ん?なぁに?」
「…いや、なんでもない。」
「ん?そう。」