【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
◇二度目の甘い彼
「寒……」
ふうっと息を吐けば、あっという間に白く曇る空気たち。
そこから、今が冬なんだと言うことは、安易に予想できる。
_________ 気付けば、もうクリスマス。
去年のあの出来事からもう、一年が経とうとしていた。
”寒い”と呟いた私の声が聴こえたのか、すぐ隣で歩調を合わせてくれてた光弥がそっと私の手のひらを握った。
同じ環境に置かれているのに、光弥の手のひらは不思議と温かくて。