【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
大きな手にすっぽりくるまった私の手が、じわじわと熱を持っていく。
外はもう真っ暗で、都会にしては珍しいくらいの星が瞬いていた。
周りはやっぱりカップルだらけで、皆幸せそう。
ねえ光弥……一体、どこに連れてってくれるの_______ ?
「_____ ここだ」
そう言って光弥が立ち止まったのは、白を基調としたモダンなイタリアンレストラン。
なんだか見るからに高そうで、私は少しだけ慌てた。