【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
◆違和感
なんだか、様子がおかしいなって思ったのは、もう秋も深まり出した10月の事だった。
「……や…光弥!」
少し大きめの声を出すと、光弥はハッとしたように私を見る。
それから少し戸惑ったように笑いながら「何?」と首をかしげた。
……またなの?
「光弥、最近ボーッとしすぎじゃない?」
「別に……そんなこと、ねぇ。んで、何」
「あのね、今度映画を見に行かない?」
そう言うと、光弥は優しく私の頭を撫でて。