【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
「ね、千夏……?どうしたの?」
そう言うとぐすっと千夏は鼻をすすって、口を開いた。
「あのね、昨日みちゃったの……健人と、女の人が歩いてる所を。それで、悲しくて、健人の電話とか無視しちゃって……。
でも、本当は別れたくないの。大好きなのに……っ」
言葉を詰まらせながら話す千夏に、私はなんて言えばいいのかわからなくて。
ただ、健人さんに対する僅かな怒りが込み上げてきた。