【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
《放課後、裏庭に来て。 光弥》
そんなメールが届いたのは、翌日の事だった。
相変わらず単調な文だけど、それでもメールは嬉しくて。
なんの疑いだって持たずに、私は裏庭へと足を運んだ。
ーーーー気付けば、よかった。
あなたの表情の僅かな曇りにも。
あの子のつらそうな表情の意味にも。
気付けば、良かったんだよね。そうすれば誰も傷付かなかった?
……ううん。きっと、そうすれば傷付くのは私だけだったもん。