【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
私はそう言いながら、光弥に唇を近付ける。だけど。
「……っ…」
夏希ちゃんとキスをしてた光弥が、フラッシュバックしてしまって。
もう流れない、と思っていた涙が溢れた。
「……ほら、出来ねーじゃん。俺を信じろっていったらお前は信じるんだろうけど……心からは無理だろ。
……それじゃあ、もう意味ないし。別れよ」
「光弥っ……」
「ごめん。俺もう、お前の事、好きじゃないわ」
光弥はそう言うと、大きな荷物を持って、去っていった。