【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
「それで、お母さんにきいたんだよ。息子さん、呼ばないのかって。そしたらさ、何て言ったと思う?
”息子は大学生活を満喫してるんだ。迷惑かけたくない”そう、言ったんだ。俺、マジで泣きそうだったよ。
お母さんもお父さんも口を揃えて言うんだよ?お前、愛されてんなって……。でも、無理だ。
このままじゃ、二人の立ち上げたブランドは失敗する。二人の思い出が消えるんだ」
それは安易に予想がついた。
親父が動けないんじゃ、そうなるのも仕方ない。母さんはそういうの不得意だから。
「俺さ、せめて現状を知ってほしくて……いや、アメリカにいってほしくて、伝えたくて、日本に来たんだ」