【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定




なんだか妙に寂しくなって、泣きそうになってしまう。



ーーーーーあれから、光弥と会うことは無くて。



お母さん達にもなんも訊かれずに、私はただ脱け殻のように過ごしていた。



目を瞑って、出てきたのは光弥との思い出。
美しくも色褪せてしまった、思い出ーーーー。



好きだった。
大好きだった。



愛して……た。



「ーーーーーー椎名?」





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