【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
◇遺言【光弥side】
「Mr.クニタチ。お母様がお呼びです」
ーーーーーアメリカに来て、はや二年。
親父は衰弱しながらも、まだ生きていて、俺を見ると弱々しく「お帰り」といってくれた。
思わず泣きそうにさえなったけど、そんな親父の為にも企業をたち直そうと決意した。
そしていまやすっかり”社長代理”にも慣れてきた、そんなある日。母さんから電話が来た。
「母さん?」
この会社では唯一、日本語のできるジョセフから電話を受けとる。