【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定




そんな不安が、俺にも伝わってきたのか、冷や汗に見舞われる。



「母さん、落ち着いて。どうしたの」



『あのね、光弥、お父さんがーーー』



次の言葉をきいた俺は、受話器をジョセフに押し付けて、外に飛び出た。



次が大事な取引先との会議だとか、そんなんすぐ吹っ飛んでいった。



「社長代理っ!!」



「悪い!今からお前が社長代理だ!ヒャッホーイって喜んどけよ!」



そう無理やり言い聞かせてから、もうダッシュした。



「……ヒャッホーイ……」



ジョセフが虚しくそう呟くのを背中に受けながら。




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