【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
不思議とそれが、私には心地良かったんだ。
「え、じゃあまだ綺麗なまんまなの?」
……綺麗なまんまなのって、なんじゃそりゃ。
「いや……そりゃ、ありますよ」
その時の私の顔が、よっぽど歪んでいたのか、真由美さんはそれ以上何も訊いてこなかった。
今だって、思い出す、光弥の事。
だけどもう吹っ切れた。
過去のことだって。
そう思っていた。