【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
それに気付いた秋夜が私を見下ろして、せつなげに笑う。
5月独特の爽やかな風が、私達の間をすり抜けていった。
「よかった……俺のこと、選んでくれて」
「秋夜……」
「好きだよ、すごく。照れくさいから、言わないだけで」
そう言った秋夜は、すごく顔を真っ赤にさせていて。
嬉しいハズなのに。
さっき消えかけたモヤモヤが、また、出てきてしまった。