【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
ーーーー"いつか絶対左手に……左手に、はめてやるから"
光弥との一番の思いで。
どうして今更、思い出すというのだろうか。
もう、叶わないのに。
ううん。叶えない、の。
なのに。
「いま、左手……怪我してて。右手でも、いい?」
どうして、私は。
「えーっ、プロポーズ!?」
翌日、久しぶりに千夏と会った私は、プロポーズの事を打ち明けた。
千夏は自分の事のように喜んでくれた。