【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
こんなに用意周到な旦那さんで、私はすごく幸せ者だ。
ーーーーついに、当日。
「恋那ー、早くしろよ!」
玄関の所から、そう秋夜に呼びかけられた。
「うん、今いくっ!」
私はそう言ってそっとそれをーーーーあの日光弥のくれた指輪を、そっとしまった。
思い出を、閉じ込めるように。
「じゃあ、新婦さんはこっちで、新郎さんはあっちでお願いします」
会場につくと、営業スマイルを浮かべたお姉さんにそう案内された。