【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
馬鹿。
本当に……馬鹿だよ、秋夜。
どうしてそんなにお人好しなのーーーーー。
だけど。
そんな彼に甘えて、彼を裏切ろうとしている私は。
「恋那……俺、恋那が好きだ。
ーーーーーー俺と、結婚してくれ」
「……はい…」
最低、なのだろうか。
だけどダメなの。
光弥じゃないと、ダメなの。
好きなの。狂うくらいに、好きなの。
空けておいた左手の薬指が
何よりの、証拠でしょーーーーー?