【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
そう、思ったとき。
「うっ……!」
いきなり顔を歪めた恋那が、洗面所に駆け込んだ。
え。え?何だ?
拍子抜けしながら、ゆっくり洗面所に向かうと、恋那は酷く具合悪そうに項垂れていて。
「恋那……大丈夫か?」
「う……ごめ…。
あの、光弥……」
「ん、どした?」
そう訊いてやると、言いにくそうにモゴモゴとする恋那。
心なしか、その頬はほんのりと紅い。