【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
秋夜
俺、仙道秋夜は
家に届いた一通の手紙を見て
頬を緩めた。
その手紙には、
ランドセルを背負った女の子と
俺が初めて愛した人が写っていた。
「秋夜?
誰からの手紙?」
リビングにひょっこり
顔を出して、そう俺に訊く
そいつの腕には、まだまだ小さな男の子がいる。
「昔の、友人からだよ……」
俺はそう言いながら
あの日の事を思い出した。
ーーーーーあの日。
結婚式を抜け出した俺は
フラフラと街を徘徊していた。