【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
意識が朦朧とするなか、少し身体を起こすと、ガチャン、とドアが開く音がした。
そこから入ってきたのは、一人の女。
未だにしっかりしてない記憶でも、わかった。きっとさっき俺に声をかけてくれた、女だろう。
その人は、俺を見ると、にっこりと微笑んだ。
「起きたんだね、よかった。
急に意識失うんだもん。
ここまで連れてくるの、苦労したんだから~!」
ペラペラと苦笑しながら喋る彼女に、思考がついていけない。