【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
なんだろう……。
とノートを開くと、
ぎっしりと詰まった文字。
丁寧なその字は、
たまに見かける仙道君の字そのもので。
それは私が休んだ日から今日までの授業のノートだった。
「椎名……。
いっつも熱心だから、
なかったら困るかと思って。
実際、さっきも困ってただろ?」
「私の為に……?」
「別に、暇だったから」
仙道君はそう言うけど、
これ作るの相当大変だったはず。