【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
ハッとして時計を見ると、
あれからもう二時間も経っていて
空もうっすらと夕闇に包まれていた。
「光弥っごめん!
すぐ行くからっ」
「当たり前だろ。
いつまで待たせるつもりだよ」
「じゃ、俺帰るから」
もうすでに仕度を終えている仙道君に
私は慌てて手を振った。
「うん!バイバイ!」
________ 気まずい。
何がというと。
さっき大学を出てきた私達は、
並んで歩いているのだけど。