【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
第二章 記念日
◇相談
「俺、好きな子出来た」
気付けばもう10月。
うっすら肌寒くなってきた中、私はそう言った岩戸先輩を目を見開いて、見つめた。
_____ ことのはじまりは、ほんの10分前の事だった。
その日もいつもとかわりない1日を終えて、あとはかえるだけだーなんて解放感に浸っていると
トントン、と肩を叩かれて。
振り向いたら、岩戸先輩が居たのだった。それも、いつになく神妙な顔付きで。
「あ、岩戸先輩」