極上の愛文
テディベアー
冠をもったテディベアー


わたしにつけてくれるの?



ちがうんだよね


わかってる



今まで わたしの頭につけてくれてた冠



ベアーは外したんだ



わたしから離れようと



わたしのためにしてくれたあなたの優しさなのは分かってる




だけど、今は痛みしか感じなくて



いつになったら、温かい優しさに変わるんだろう




童謡のクマさんは、一緒に逃げて、踊ってくれるのに


ずっとずっと



歌詞はそこで終わるから、永遠に幸せ



でも、この世界は進み続けるから



悲しい終わり方しかないの



冠についた輝いた宝石はわたしの頭に焼きついた思い出



あなたがほほ笑んでしっかり持ってる



わたしもずっとずっと


持っているよ
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