極上の愛文
涙袋
長い時をかけて、あなたのために流した涙
いつもあなたを想って泣いた
普通の涙じゃないあなたへの涙は、いったいどこから溢れてくるのだろう
どうして、こんなにひとりで泣かなくちゃいけないんだろう
寂しいから?不安だから?
きっと、ありったけの愛で、わたしだけを抱きしめてほしいから
長い時をかけて、あなたのために腫らした涙袋
いったい何が詰まっているの?
次から次へと溜まっていく新しい涙?
古くなって使えなくなった涙の屑?
きっと、あなたを想って大人になったフェロモンが詰まってる
もう諦めよう・・脳を騙して、そんな上辺だけの嘘で生きようとしたって、
身体は騙せない。
焼きついた感覚を身体の中から消すことんてできないんだから
感情と感覚で染めて、描き上げたタトゥー
永遠に消えないのかな?
大きくなった涙袋をあなたに見せたくて
でも、あなたはどこにいるのか分からなくて
毎日、走っては泣く
たくさん買い物をしたエコバックのように、涙袋は膨らんでいく
何を買ったのって、優しく撫でながら問いかける
今日も手に入れられなかったよ
だから、愛のエアとフェロモンが詰まってる
なのに、こんなわたしを、抱きしめてくれたあなたは誰ですか?
甘いような怖いような蜜を詰めようとするあなたは誰ですか?